駿河台緑地とECOM駿河台
御茶ノ水駅から徒歩3分ほどのところに三井住友海上ビルの屋上を利用した庭園があります。野鳥が好む果樹や落葉樹も植えられており、野鳥が皇居と上野の不忍池の間を往来する際の中間地点としての役割を果たすことで、野鳥の生息地域を広げ、都市における生態系の回復を図っているとのことです。開花時期が連続するように花木や草花を選んでいるそうですが、入ってまず目をひくのは「ニュートンのりんごの木」です。物理学者ニュートン(1643-1727)の生家にあった木の枝から移植されたものだそうです。
庭園の隣には、ECOM駿河台という環境のコミュニティスペースがあります。ECOMは環境(ECO)とコミュニケーション(COMMUNICATION)を表現しているそうで、1階はカジュアルな洋食が楽しめるレストラン、2階は展示や講座、ワークショップが開催できるスペースになっています。現在2階では、駿河台緑地の解説や観察できる生き物の紹介、環境に関する書籍・絵本、環境に関するクイズなどの展示を行っています。子どもから大人まで楽しめる内容で、折り紙や植物の種なども無料でいただくことができます。
その他、毎月1回朝8時から、参加費無料、手ぶらで参加できる、バードウォッチング(大学教授とゼミ生の解説付き)も開催。2/8からは展示内容が切り替わり、写真家の野口勝宏さんの「福島の花」の写真の展示を1階、2階を使って展示されるとのことです。是非、一度足を運んでみていただけたらと思います。