洋食屋『仙臺(せんだい)』
店内は全てカウンターテーブル。お客はほぼ男性。競馬場のような元気のよい行進曲が流れ続けるBGM。座る場所を促され、ふと見ると張り紙が。「スマホいじり、ゲーム、長話しや打合せ、読書や書類作成などはご遠慮願います。おいしさの追求にご協力ください」!?(食べている間は、ということのようです。)
洋食屋「仙臺」は、2015年に仙台出身の店主が70歳すぎてここ神保町に店を構えたらしい。料理人は店主ともう一人、そして注文を取る女性と店頭販売担当の奥様の4人で回している。無駄な動き、無駄なおしゃべりひとつない。息のあったチームのよう。
今までに注文したのは牛タンカレー、えびめし、牛テールカレー、オムライス。なかでも牛テールカレーは骨ごとゴロンと入っていて、珍しい一品。ソースのような濃い色のルーで、お味はトロッとした口当たり、そしてあとからくせになりそうな程よい辛さが。自然と食べることに集中してしまう。食べた後は、BGMのおかげもあってか晴れ晴れとした気持ちになります。
※店内に入るのに勇気がいる方は店頭でお持ち帰り販売もしていますのでぜひどうぞ。