へぎそば『こんごう庵』
梅雨を前に、汗ばむ陽気が近づいてきました。冷たくてのど越しの良い麺の季節の到来です。この欄11月号で紹介したのは信州(長野)の「更科そば」。今回は、満を持して「へぎそば」の登場です。なぜなら、「へぎそば『こんごう庵』」は千石屋ビル3階の当協会の階下にある一番近いお蕎麦屋さんだからです。
新潟県魚沼地方が発祥のへぎそばは、つなぎに布海苔(ふのり)という海藻を使い、片木(へぎ)という名の器に盛り付けた蕎麦のことです。
水から揚げた蕎麦を束ね、八の字にして丸めてから片木(へぎ)に盛り付けるのが特徴で、この作業を「手繰り」もしくは「手振り」と呼ぶそうです。へぎそば特有の見た目はこの盛りつけ方によるものです。
ほんのり磯の香の感じがして、甘めのつゆでいただく蕎麦は滑らかでのど越しがよく、ランチは名物のへぎそばの他、新潟名物のタレかつとへぎそばがセットになった 「タレかつへぎそばセット」も人気です。
こんごう庵では協会の忘年会のほか、懇親会を開いたコンサルの同期会もあります。飲食が解禁になったらぜひ、「こんごう庵」とセットで消費者協会へお越しください。