今庄
神田古書街近くの専大前交差点の南側に、和洋折衷のしゃれたお店がある。千代田区景観まちづくり重要物件にも指定されている昭和8年築のその建物は、明治30年に創業された鰻料理の老舗「今壮(いましょう)」。
玄関は唐破風(からはふ)、最上階は千鳥破風(ちどりはふ)の窓。個性的なチャコールグレーの建物とタレの匂いに促されて暖簾をくぐったところ、「今日のウナギは終了です!」。日を改めて今壮へ。 さっとタレを塗って焼いた身はふっくらと柔らかく、さっぱりとした醤油味のタレは、口の中でほどけるウナギとからまり「旨い」。ご飯の量が選べるのはうれしいが、欲を言えば、タレがもう少しほしいところだ。
メニューは3,000円のウナ重のみ。その日のウナギがなくなると、残念だがランチは終了してしまう。12時前の来店をお薦めします。
千代田区神田神保町3-15-1